濁
どうもこんばんわ。
皆さま素敵な夜をお過ごしでしょうか。
墨田区向島の隠れ家、焼酎Bar[秘蔵]です。
今夜は久しぶりに泡盛からこちらの銘柄をご紹介します。

-[崎元酒造所]作:「濁」・¥550-
泡盛の本場、沖縄県の中でも八重山諸島の一番西に位置し
日本最西端の島でもある与那国島。
ここに[崎元酒造所]さんはあります。
現在、与那国島には3つの酒造所があるのですが
中でも[崎元酒造所]さんは一番古い酒造所なのだそうですね。
創業は昭和2年になるそうで
元々は農業を本職としていた17人ほどの出資者が
共同で設立した酒造所だったそうです。
しかしながら、与那国島では農業が盛んで
泡盛造りはあくまでも副業としての扱いに過ぎなかった事から
昭和40年代に入ると出資者がわずか4人足らずになってしまった
のだと言います。
このままでは酒造所の存続に関わるどころか
与那国島に伝統的に伝わる、“花酒(はなさき)”という60度もある
度数の高い泡盛の文化まで廃れていってしまうという危機感から
現在の当主の先代が名乗りを上げ
昭和46年に[崎元酒造所]として独立したのだということですね。
蔵の代表銘柄は島の名前をそのままに「与那国」と名付けた銘柄で
60度の花酒タイプのものから30度のレギュラータイプのものまで
度数違いや熟成年数違いのものもほとんどのものが
この「与那国」という銘柄で出されているようです。
その他にも数種類、こだわりの銘柄をラインナップしており
中でも今回紹介する「濁」は
その名の通り白く濁っている珍しいタイプの泡盛になります。
原材料や造りとしては、
主原料に一般的なタイ産インディカ米を使用し
麹菌には[石川種麹店]の黒麹を使用、
酵母も一般的な[泡盛101号]という酵母菌を使用し仕込んでいき
昔ながらの直火加熱式、地釜蒸留器(常圧蒸留)にて醸し上げ
出来上がった原酒は、最低限のゴミを除去する程度の
保安濾過と呼ばれる濾過を2回ほど行なうだけの
無濾過状態にて仕上げられるというわけですね。
要するに造りとしてはいたって一般的なものなのですが
なぜ濁ってくるのかという疑問が浮かんできます。
その秘密は、この「濁」の原酒が初留取りの“花酒”である
ということにあるようなんですね。
実はこの「濁」は度数としては25度なのですが
元は60度以上もある初留取りの部分、
島では“花酒”と呼ばれるものを加水調整しているものなんです。
純度の高いアルコールと高級脂肪酸などの旨味成分で構成される
この酒は、蔵独自のブレンド方法で加水する事で
その旨味成分が凝固し、白く濁ってくるのだそうです。
これが白く濁ったこの「濁」の秘密と言う事ですね。
香りとしては、一般的な泡盛とは全く異なる爽やかでスッキリとした
透明感のある香りで、無濾過であるためか若干油っぽさはあるものの
全くクセのないタイプの香りになっています。
味わいとしては香り同様スッキリとした爽やかな味わいで
ほのかに上品な甘みが感じられる
とても綺麗で飲みやすい味わいですね。
ブラインドで試飲したら上等な米焼酎と間違えてしまうのではないか
と言うくらいのレベルです。
飲み方としては生でそのまま飲んで頂くのも良いですし
ロックや水割りでさらにすっきりと頂くのもオススメですね。
こちらの銘柄は常時取り扱っている銘柄ですので
興味を持たれた方は是非お気軽に
一度お試しにいらして下さい☆
以上、今夜は白地に青いライティングの冬版“粋”が夜空に煌めく
東京スカイツリーを臨む店内よりお届け致しました☆
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
皆さま素敵な夜をお過ごしでしょうか。
墨田区向島の隠れ家、焼酎Bar[秘蔵]です。
今夜は久しぶりに泡盛からこちらの銘柄をご紹介します。

-[崎元酒造所]作:「濁」・¥550-
泡盛の本場、沖縄県の中でも八重山諸島の一番西に位置し
日本最西端の島でもある与那国島。
ここに[崎元酒造所]さんはあります。
現在、与那国島には3つの酒造所があるのですが
中でも[崎元酒造所]さんは一番古い酒造所なのだそうですね。
創業は昭和2年になるそうで
元々は農業を本職としていた17人ほどの出資者が
共同で設立した酒造所だったそうです。
しかしながら、与那国島では農業が盛んで
泡盛造りはあくまでも副業としての扱いに過ぎなかった事から
昭和40年代に入ると出資者がわずか4人足らずになってしまった
のだと言います。
このままでは酒造所の存続に関わるどころか
与那国島に伝統的に伝わる、“花酒(はなさき)”という60度もある
度数の高い泡盛の文化まで廃れていってしまうという危機感から
現在の当主の先代が名乗りを上げ
昭和46年に[崎元酒造所]として独立したのだということですね。
蔵の代表銘柄は島の名前をそのままに「与那国」と名付けた銘柄で
60度の花酒タイプのものから30度のレギュラータイプのものまで
度数違いや熟成年数違いのものもほとんどのものが
この「与那国」という銘柄で出されているようです。
その他にも数種類、こだわりの銘柄をラインナップしており
中でも今回紹介する「濁」は
その名の通り白く濁っている珍しいタイプの泡盛になります。
原材料や造りとしては、
主原料に一般的なタイ産インディカ米を使用し
麹菌には[石川種麹店]の黒麹を使用、
酵母も一般的な[泡盛101号]という酵母菌を使用し仕込んでいき
昔ながらの直火加熱式、地釜蒸留器(常圧蒸留)にて醸し上げ
出来上がった原酒は、最低限のゴミを除去する程度の
保安濾過と呼ばれる濾過を2回ほど行なうだけの
無濾過状態にて仕上げられるというわけですね。
要するに造りとしてはいたって一般的なものなのですが
なぜ濁ってくるのかという疑問が浮かんできます。
その秘密は、この「濁」の原酒が初留取りの“花酒”である
ということにあるようなんですね。
実はこの「濁」は度数としては25度なのですが
元は60度以上もある初留取りの部分、
島では“花酒”と呼ばれるものを加水調整しているものなんです。
純度の高いアルコールと高級脂肪酸などの旨味成分で構成される
この酒は、蔵独自のブレンド方法で加水する事で
その旨味成分が凝固し、白く濁ってくるのだそうです。
これが白く濁ったこの「濁」の秘密と言う事ですね。
香りとしては、一般的な泡盛とは全く異なる爽やかでスッキリとした
透明感のある香りで、無濾過であるためか若干油っぽさはあるものの
全くクセのないタイプの香りになっています。
味わいとしては香り同様スッキリとした爽やかな味わいで
ほのかに上品な甘みが感じられる
とても綺麗で飲みやすい味わいですね。
ブラインドで試飲したら上等な米焼酎と間違えてしまうのではないか
と言うくらいのレベルです。
飲み方としては生でそのまま飲んで頂くのも良いですし
ロックや水割りでさらにすっきりと頂くのもオススメですね。
こちらの銘柄は常時取り扱っている銘柄ですので
興味を持たれた方は是非お気軽に
一度お試しにいらして下さい☆
以上、今夜は白地に青いライティングの冬版“粋”が夜空に煌めく
東京スカイツリーを臨む店内よりお届け致しました☆
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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